2021年現在、パソコンに取り付けるストレージの選択肢はHDD、SSD、M.2 SSD等多岐にわたります。この記事では買ってから後悔しないために購入すべきおすすめSSDを紹介します。
2021年に購入すべきはNVMe M.2 SSD
まず初めに伝えたいことは、2021年現在、NVMeプロトコルを採用したSSDが全ストレージの中でパフォーマンス、コストともに一番優れています。よって、今ストレージを購入するならNVMe M.2 SSD一択です。
なぜNVMe SSDは優れているのか
NVMeプロトコルを採用したPCIe SSDがHDDやSATA SSDより優れている理由は3つあります。書き込み・読み込み速度、耐久性、集積度です。
HDDやSATA SSDが採用しているプロトコルはAHCIと呼び、旧世代のHDDのために設計されました。よって現代の高性能になったSSDにそぐわず、PCの動作速度のボトルネックになっています。
AHCIとNVMeの違い
AHCI | NVMe | |
---|---|---|
デザイン | 磁気ディスクの為 | NAND半導体の為 |
コマンドキュー | 1コマンドキュー | 64000コマンドキュー |
レイテンシ(遅延) | 6μs | 2.8μs |
必要コンポーネント | SATAコントローラ | なし |
処理単位(IOPs) | 10万 | 100万 |
コスト | 高価 | 安価 |
NVMe SSDを選ぶ際にはPCIeの規格の違いに注意
PCIeには世代番号があり、番号が大きいほど最新の優れた規格になっています。
SSDで現在主流の世代はPCIe Gen4で前世代のPCIe Gen3と比較し、転送速度が2倍近く向上しています。
PCIe世代/スロット | x8 | x16 |
---|---|---|
PCIe 3.0 | 8GB/s | 16GB/s |
PCIe 4.0 | 16GB/s | 32GB/s |
現在購入すべきSSD
以上の事柄を踏まえた上で、何を重視するかによって購入すべきSSDがそれぞれあります。
速度を優先したSSD
速度を優先するならばPCIe 4.0に対応したM.2 SSDがおすすめです。
Samsung 980 PROは世界No1シェア半導体メーカーのSamsungが実現した次世代PCIe 4.0を実装したNVMe M.2 SSDです。HDDと比較すると20倍、SSDと比較すると2倍の性能があります。
コスパを優先したSSD
値段を優先するならCFD販売のこちらのM.2 SSDがおすすめです。PCIe 3.0となりますが、普通のSSDと比較すると6倍の速度を持ち、かつ値段も6000円を割っておりコスパに優れていると断言できます。
CFD販売のものより値段は少し高くなりますが、性能を重視するならSAMSUNGの970 EVOがおすすめです。