「マインクラフトの動作が重い!」や「カクカクしてまともにプレイできない!」といった声を聞くことがよくあります。
この記事ではマインクラフトを快適にプレイできる環境をご紹介致します。
快適性の目安
マインクラフトは多種多様な遊び方ができるゲームです。よって、マイクラで何をするかによって要求されるスペックが異なります。
例えば、サバイバルをソロやマルチで楽しむ。クリエイティブモードで巨大建築を作る。シェーダを導入して美しい世界を堪能する。サーバに入ってミニゲームで遊ぶ…などなどたくさんのことができます。
それでは、ここからそれぞれの遊び方で推奨される性能の目安を書いていきます。
サバイバル(ソロ・マルチ)
サバイバルモードでは基本的に常時30Fpsがでていれば快適に遊べます。通常のサバイバルで一番動作が重くなるシーンはエンダードラゴン戦ですので、そこで30Fpsがキープできていれば快適と言えるでしょう。
建築
建築でも30Fps程度でていれば快適にプレイできます。ただし、完成した建築の撮影等にシェーダを使いたい場合には、後述するシェーダの項で紹介するグラフィックボード等が必要となる可能性があります。
シェーダ・影Mod
シェーダを導入して快適に遊びたい場合には、ゲーミングPCがほぼ必須になります。シェーダによるのですが、基本的に高スペックを要求されるものが多く、ノートPCでは20Fpsも出ない場合があります。
マルチプレイ(サーバ)
サーバで遊ぶ場合、その種類にもよりますが、60Fps程度出ていると良いと思います。これは、PVP(プレイヤー対プレイヤー)やPVE(プレイヤー対MOB)で他のプレイヤーと環境の違いが大きすぎることで不利になる場合があるからです。
パソコンの種類による違い
では、実際にどのようなパソコンを選べばよいのでしょうか。大きなククリから話すと、まず、デスクトップ型パソコン、ノートパソコンの二者択一でしょう。
デスクトップ型パソコンは基本的に固定設置のタイプですから、家に常時設置して、そこでしかプレイしない、つまり外でプレイする予定がない、という場合にはこちらを選ぶと良いでしょう。
ノートパソコンは、持ち運びできることが唯一の長所ですから、そとで遊びたい人はこちらを選ぶと良いでしょう。
デスクトップパソコン・ゲーミングPC
現在パソコンを所持しておらず、またパソコンに関する知識も疎い場合には、BTOパソコンがおすすめです。これは、業者が指定した構成を組んで配送してもらう形で、パソコン初心者でも自作しなくても高コスパのパソコンを手に入れられます。
或いは、パソコンに関する知識がある場合は、自作するのも良いでしょう。インターネットでやり方を検索すればたくさん出てきますので、知識が完璧ではないという人でも大丈夫です。
CPU
CPUは主に計算を担当するもので、これによってマインクラフトの快適さの半分が決定すると言ってもいいくらい大事なものです。
また、最近のCPUにはグラフィック機能が搭載されているので、グラフィックカードがない環境でもゲームができたりします。(性能はグラフィックボードには遠く及びません。)
私のおすすめCPUランキングを上位のものだけご紹介させていただきます。
Ryzen 5 3600
自作パソコン界隈ではコスパ最強で有名なAMDのCPU、Ryzen5 3600です。クロック数3.6Ghz、コア数6つと、マイクラをするには十分なスペックを持っています。
intel corei5 9400F
安心と安定のintel Corei5 9400Fです。クロックは2.9Ghzですが、ターボ時に4.1GHzにまで上がります。こちらもAmazonで1万円台で購入できるのでおすすめできる一品となっております。
メモリ
メモリは例えるならばPCにとって机のようなものです。メモリを増やせば同時に多くの作業ができます。逆に少ないと、PCがフリーズしまくります。(私のPCはメモリ8GBなのですが、マイクラとFirefoxブラウザを同時に使うとすぐにフリーズします…。)
また、メモリを増やせばマイクラの動作も軽くなります。マイクラの場合16GBもあれば十分です。8GBをマイクラに割り当てて残りでブラウジングもできますし、YouTubeも見られます。
メモリのおすすめもご紹介致します。(とはいっても、メモリはメーカによる差はほとんどなく、主にメモリの世代やオーバクロック対応かどうかを確認するだけです。但し、値段はメーカに因って大きく異なりますのでご注意ください。)
Crucial メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×2枚
Crucial性のコスパ最強メモリです。実際に私も使っております。しかし私の場合ではありますが、二枚の内片方が五年使った頃に壊れてしまいました…。(ですから、もともと16GBであったのですが、いまは8GBしかないのです。)
メモリはとてもデリケートですから、扱いには要注意です。冬場の静電気が天敵です。
シリコンパワー DDR4-2400(PC4-19200) 8GB×2枚
シリコンパワー製のメモリです。シリコンパワーはUSBメモリなども製造しており、国内でも有名なメーカです。
こちらの商品は現在Amazonでタイムセール中です。60%OFFですので確認してみてはいかがでしょうか。(2020/1/11現在)
グラフィックボード
お待ちかねのグラフィックボードです。こいつがマイクラの性能の半分くらいを持っていきます。非常に重要なパーツです。
但し、GPUだけ良いものを選んでも意味がありません。CPUの性能に見合ったGPUを選ばないと本来の性能が発揮できません。(メモリはDDR4であればほとんど問題ありません。参考程度に。)
MSI VENTUS OC RTX 2070 Super
先日私も購入しました、MSIのRTX 2070 Superです。今年、有志の方に依って、リアルタイムレイトレーシングに対応したシェーダが開発され、公開される予定です。よって、それを体験するためにRTXのグラフィックボードを購入しました。シェーダを使いたいと思っている人は必見です。
ちなみに使用感としましては、Minecraftの場合はどんなに重くてもGPU使用率50%に到達しませんが、600Fpsが安定して出ます。また、マイクラと同時にYouTube等を視聴しても全く問題ありません。また、こちらのモデルは静音性に優れていると感じました。
GIGABITE GTX1660
GIGABITE社のGTX1660です。こちらは現行のGeForce製グラフィックボードで一番コスパが良いように思えます。シェーダを使わない人であればこちらのもので十分快適に遊べます。値段は2.5万円程です。
電源
電源はPCパーツに電力を供給する最重要パーツです。こちらをケチってしまうと、最悪の場合すべてのPCパーツが破壊されます。ちなみに私も以前ケチってしまい、爆発したことがあります。ご注意ください。目安としては、総消費電力の1.5倍くらいの電力の電源であれば十分であると思います。
Corsair 80PLUS BRONZE PS626
Corsair製、450Wブロンズ電源です。小型のPCであれば良いのですが、大型のPCではちょっと厳しい気がします。
Corsair 80PLUS GOLD PS862
Corsair製、750Wゴールド電源です。高電力のパーツでなければ十分な性能です。
ノートパソコン
まず、家電量販店で販売されているノートパソコンを買うのは控えたほうが良いでしょう。なぜなら、値段と性能が全く見合っていないからです。
ゲームをするノートパソコンがほしいならば、ゲーミングノートを買うのがベストです。ゲーミングノートはドスパラやPC工房等で販売されているもので、もともとゲームのプレイ用に設計されたものです。
周辺機器
キーボードやマウスはゲーミング用のを推奨します。普通のでもプレイ可能ですが、ゲーミング用を使用すれば快適です。