【Apex Legends】240Hzモニターで有利に戦うには

モニターのリフレッシュレート、つまり1秒間に何回画面が更新されるかは、ゲーマーたちにとっては重要な問題です。

ファースト・パーソン・シューティングゲームであるApex Legendsにおいても、リフレッシュレートが60Hzであるか、或いは240Hzであるかは重要視されます。

この記事では、私が実際に240Hzモニターを使ってプレイしてわかったことをまとめます。

240Hzを使って変わったこと

まずどんなことよりも言いたいのが、画面がヌルヌル動きます。特に顕著なのが、視点を動かしたときにカクカクと動くのではなく、全てが連続して動くように感じます。

これにより、景色の変化、シーンの変化が目で追えるようになります。目で追えるようになれば、いままでフレームの補完に当てていた脳リソースを他のこと、例えば敵の位置を予測したり、次にゆくべき場所を考えたりすることができるようになります。

次に敵の動きが読みやすくなります。敵は自分が視点を動かすのとは異なり、勝手に(自分の意思とは別に)動きます。よって、敵の動きを把握するためには、画面に表示された敵の姿から予測する必要があります。ここで、240Hzモニターを利用していれば、敵の姿はより多く表示されます。よって、動きの推測の精度が向上し、結果として敵の動きを把握しやすくなります。

この恩恵は、敵との交戦中に常に感じられるものでありました。特に敵にエイムを合わせることについては、60Hzモニターを使っていたときと比較すれば、その容易さは、自分が思ったとおりに動かせるという点も含め、比類なく向上しました。

おすすめの240Hzモニター

240Hzモニターが市場に台頭するようになった3年前と比べ、現在では商品のラインナップは様々になりました。当時は選べなかったモニターも、現在では用途・予算に合わせて消費者が選択することができるようになりました。

ここで紹介するのは、私が実際に使用してみたモニターです。それぞれの特徴を踏まえた上で掲載します。

BenQ Zowie ゲーミングモニター XL2546

このモニターは数多くのプロゲーマーも利用する、240Hzモニターの代表格のうちの一つです。240Hzモニターの黎明期から存在する機種で、DyAC技術という現在でも革新的なそれを利用したモニターは、これに限ります。

DyAC技術とは、フレーム間に黒フレームを挿入することで、高リフレッシュレートモニターに付き纏う問題であり、多くのゲーマーを悩ませてきた、残像が多く残ることを解消してくれます。

応答速度は他のゲーミングモニターにも遅れを取らない1msと高速で、ゲーム中に遅延を感じることは一切ありません。

左右についたプレートはゲーム中に他のものが、例えば窓の外で動く人、車など、気にならなくなるように、視界から外すためにあります。

値段は240Hzモニターの中で一番高く、58000円あたりで推移しています。4年前から値段はほとんど変動していないので、その価値が維持されるほど有用なモニターであることには間違いありません。

I-O DATA GigaCrysta ゲーミングモニター LDGC251UTB

このモニターはI-O DATAが開発した、応答速度を小さくすることに最大限努めたモニターです。

前のBenQのモニターに続いて人気のこのモニターの最大のポイントは、応答速度の小ささです。

0.6msという圧倒的な数値は、三菱の技術を利用したオーバードライブと呼ばれる、液晶の阻止に定格以上の電圧を加えることで可能になるオーバークロック技術を実装するが所以です。

値段は4万円前後を推移しています。こちらの値段も三年前からほとんど変動しておらず、このゲーミングモニターの価値を物語っています。

Acer SigmaLine ゲーミングモニター KG251QIbmiipx

このモニターはAcerが手掛けるシグマラインシリーズで最高のリフレッシュレートを持つ個体です。

このモニターの利点はFree Syncと呼ばれるAMDが開発した画面のテアリングを防ぐ技術を実装しているところにあります。

Free Syncによってグラフィックボードとモニターの信号を同期することで、完成前の画面をバッファより取り出すことなく、描画はかならずバッファが完成してから行われます。Free Syncは垂直同期とは異なり、フレームレートがモニターのリフレッシュレートを下回った場合に生じる弊害である、固定倍のフレーム割愛を克服し、デメリット無しでテアリングを防ぐことのできる同期方法になります。

応答速度も0.5msと非常に高速で、遅延を感じることは全くありません。

価格は4万円前後を推移しています。