軽量化MODのOptifineはMinecraftの描画アルゴリズムを最適化してマイクラの動作を快適にする機能がありますが、適切な設定なしでその真価を発揮することはできません。この記事では、低スペック・高スペック別に、マイクラを快適にプレイするための設定をご紹介します。
また最新バージョンであるOptifine 1.19.2での動作確認もしております。
描画距離のおすすめの設定
ハイスペック・ハイエンドPCを利用している高スペックな方は描画距離は32がベストです。理由は32チャンク以上の表示はほとんど意味がなく、撮影用に遠くまで見える状態でないといけない場合を除いて32チャンクあれば事足りるからです。
ミドルスペックPCを利用している中スペックな方は描画距離16がベストです。16チャンクは遠いところにあるものは見えませんが、サバイバルや建築を楽しむには十分な距離を視認できます。快適なFPSも出せるので、ストレスなくマイクラをプレイするのにおすすめな設定です。
低スペックPCを利用している方は4がベストです。なぜ最短距離である2ではないかというと、描画距離2チャンクはマイクラを楽しむには不十分な距離であるからです。2チャンクと4チャンクで得られるFPSの差は僅かなものですが、得られる描画体験(エクスペリエンス)は8倍はあります。
以下表にまとめました。
要求スペック | 描画チャンク |
低スペックPC | 4チャンク |
中スペックPC | 16チャンク |
ハイスペックPC | 32チャンク |
描画距離によってどの程度マインクラフトが軽くなるのかは下で検証します。
描画距離で変わる点
描画距離を変更することで、マインクラフト内で表示されるオブジェクトの数を増減できるようになります。例えば描画距離を16チャンクにした場合、プレイヤーのいる現在位置から16チャンク先のブロックまで画面に表示されて見えるようになります。一方で16チャンクより遠いオブジェクトは表示されなくなります。
描画距離で表示がどれくらい変わるか
検証はメモリ割り当てを4GBにして、最大フレームレートを無制限にした状態で行います。その他の設定は初期です。検証に使用したグラフィックボードはRTX2070 SUPERです。
64チャンク
Optifine 1.19.2で最大の可視範囲にあたる64チャンクでの画面です。Optifineの設定欄にあるひとこと説明書きでは「不条理」となっています。不条理な距離を描画しているということなのでしょう。平均的なFPSは50でした。
通常プレイには向かない距離ですね。建築や景色の撮影に利用する目的がほとんどでしょう。
48チャンク
Optifine 1.19.2で48チャンクでの画面です。Optifineの説明では「狂気」です。不条理ほどではありませんが、この距離をでプレイ可能なマシンは狂気ですね。平均FPSは80でした。
32チャンク
Optifine 1.19.2で32チャンクでの画面です。Optifineの説明では「過激」です。おかしな名前ですね。平均FPSは110でした。
16チャンク
ここから一気にFPSが向上します。Optifine 1.19.2で描画距離を16チャンクにしたときの描写です。Optifineの説明では「遠い」となっています。平均FPSは200で、32チャンクの時の2倍近く出ています。
しかし、遠くの景色は霧がかかり見えにくいです。表示の美しさと引き換えにFPSを選択したという感じでしょうか。
8チャンク
Optifine 1.19.2で8チャンクに設定したときの画面の様子です。Optifineの説明では「普通」だそうです。
ここまでくると隣のバイオームが霧で完全に見えなくなります。平均FPSは700という十分な量がでています。
4チャンク
プレイ不可レベルで周りの景色が見えません。Optifineの説明では「短い」に該当するようです。単純計算で64ブロック先は闇です。平均FPSは1000でした。
2チャンク
超低スペック向けの設定ですね。Optifineの説明では「超低負荷」となっています。そのままですね。32ブロック先が見えません。平均FPSは4チャンクと変わらず1000でした。
>2チャンクと4チャンクで得られるFPSの差は僅かなものですが、得られる描画体験(エクスペリエンス)は8倍はあります。
チャンクの三乗で比較するのはなぜですか?
描画距離の設定は三次元方向で有効だからです。
optifineは食べれ〼か?