自作PCのメリットとして、必要なパーツに予算を集中させることで用途に応じた最適な構成が可能であり、見た目も自由にカスタマイズできる点が挙げられます。また、パーツの交換が容易でアップグレードがしやすく、メンテナンスも自分でできるためコストを抑えつつトラブルに迅速に対応可能です。
この記事では自作PCを初めて組む人向けに、自作PCのメリットとおすすめの構成について紹介します。
自作PCの利点
利点1:必要なパーツに予算を集中できる
自分でパーツを選ぶことで、使用目的に応じて重要な部分に予算を重点的に投資できます。例えば、高解像度のイラスト制作には大容量メモリを搭載したり、ゲーム用とOS用に複数のM.2 SSDを分けたり、動画編集用に専用SSDを追加することが可能です。また、高フレームレートを求めるゲーマー向けにハイエンドグラフィックボードを選ぶなど、用途に合わせた最適な構成が実現できます。これにより、性能不足に悩まされることなく、自分の作業環境を最大限に活用できます。
利点2:見た目にもこだわれる
自作PCでは、市販品では手に入らない個性的なパーツを組み合わせて、オリジナルの外観を楽しむことができます。特に人気なのは、内部が透けるガラスケースやRGBライトを多用した派手なデザインのケースです。ケース、マザーボード、メモリ、ファンなど、光るパーツを自由に選べるのが魅力です。また、カラフルなデザインケースやコンパクトなMini-ITXケースなど、多様な選択肢から自分好みのケースを選ぶことができます。
利点3:パーツのアップグレードが容易
自作PCは汎用性の高いパーツを使用しているため、性能不足を感じた際には必要な部分だけを交換することで、全体を買い替える必要がありません。メモリの増設やグラフィックボードの交換、HDDの追加など、簡単にスペックアップが可能です。さらに、買取アプリ「ラクウル」を活用すれば、不要になったパーツをお得に売却することもできます。
利点4:メンテナンスが自分でできる
長期間使用する中で発生するトラブルや故障にも、自作PCなら自分で対応可能です。どのパーツがどこに組み込まれているかを理解しているため、故障箇所の特定や交換もスムーズに行えます。メーカーサポートを待つ必要がなく、コストも抑えられます。また、定期的な内部の掃除やパーツの管理も自分で行えるため、PCの寿命を延ばすことができます。
用途別のPCパーツ選定ガイド
2-1. オンラインゲーム向け
初めてのオンラインゲームに最適な構成として、RTX4060グラフィックボードを搭載したおすすめパーツをご紹介します。
各パーツの詳細
パーツ | 解説 |
---|---|
CPU | ゲームプレイにはIntel Core i7シリーズやAMD Ryzen 7シリーズがおすすめ。高性能でマルチタスクもスムーズ。 |
マザーボード | 最新のDDR5メモリに対応し、ゲーミング向けの機能が充実。 |
メモリ | 快適なプレイのために32GB以上が理想的。 |
SSD | OSやゲームのロードを高速化するために1TB以上のM.2 SSDが推奨。 |
HDD | 大容量のデータ保存用に8TBのHDDを搭載。 |
グラフィックボード | 高フレームレートを実現するRTX4060以上がおすすめ。 |
電源 | 750Wの電源ユニットで安定供給。 |
ケース | RGBファン搭載のデザインケースで見た目も重視。 |
CPUクーラー | 静音性と冷却性能を兼ね備えた簡易水冷クーラー。 |
OS | 最新のWindows 11 Homeを搭載。 |